
既存の多地点接続装置(MCU)は、ビデオ会議端末に対してスター型の構成をとり、全端末のデータを受け取り、解凍し、映像レイアウトの変更などの処理を行い、圧縮し、送り返す、という5つの工程を行います。
これは、端末が、ISDN自体の技術的しばりのせいで、複数端末からのデータを同時に受信することができず、多地点接続装置で処理されたデータしか受信できないためです。これを端末側で受信・解凍・再生することで、やっとユーザは映像と音声を実際に見聞きすることができるのです。 データを一度MCUで解凍・処理・圧縮をおこなったものを、さらにユーザー側で解凍・再生という処理を行うため、工程にダブりが生じます。これをユーザーは「遅延」として認識し、結果、一昔前の衛星中継のような独特の間に耐える必要がありました。

【遅延の仕組み】
そこでVidyoは、映像処理を行わない新しい多地点装置VidyoRouterを開発しました。

【VidyoRouterの処理】
このVidyoRouterは、MCUでダブっていた解凍・処理・圧縮という3工程を省き、原理的に遅延を減らすことに成功しました。 その差は既存のMCUでは、画像処理遅延:200ms以上・端末間遅延:400ms以上あったものが、VidyoRouterでは、画像処理遅延:20ms以下・ 端末間遅延:150~200ms以下と、非常に画期的な数値となっています。これにより、既存のMCUの問題点であった、【遅延が大きく、会話が不自然】 が解決され、スムーズな会話が可能になりました。
それでは、次に【動画が崩れやすい】への対処方法をご覧ください。