H.264/SVCを採用した画期的なHD対応ビデオ会議システム。
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Web会議・ビデオ会議システム【導入事例】

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Vidyo導入事例

Case01|プロジェクト4A(文部科学省・戦略的大学連携支援事業)/国立大学法人秋田大学様ほか7校

プロジェクト4Aロゴマーク
プロジェクト4A Webサイト http://www.gaku.akita-u.ac.jp/project4a/index.html
秋田大学様ロゴマーク
プロジェクト代表校 国立大学法人秋田大学様 Webサイト http://www.akita-u.ac.jp/
大学コンソーシアムあきた Webサイト http://www.consortium-akita.jp/

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戦略的大学連携支援事業に採択された「プロジェクト4A」がVidyoシステムを導入

「プロジェクト4A(フォー・エー)」は、秋田大学、秋田県立大学、国際教養大学、ノースアジア大学、秋田公立美術工芸短期大学、日本赤十字秋田短期大学、聖園学園短期大学、秋田工業高等専門学校の8教育機関が連携し、文部科学省の平成20年度「戦略的大学連携支援事業」に申請、採択されたプロジェクトです。国公私立大学間の積極的な連携を推進し、各大学における教育研究資源を有効活用することにより、秋田県の知の基盤を構築して地域の高等教育力を高めるとともに、地域の抱える諸課題を戦略的に解決することを目指しています。

Vidyoシステムによる遠隔講義風景
Vidyoシステムによる遠隔講義・受信教室の様子
カレッジブラザから8校に対し
「秋田戦略学」の遠隔講義を配信
Vidyoシステムによる遠隔講 義受信教室の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「4A」とは、『秋田(Akita)において、高等教育機関の連携によって展開する学術的(academic)研究に基づく、活動的(active)で現実社会の諸課題の理解・解決に向けた真正の(authentic)学び』という「4つのAを重視した学び」を表す造語です。

この「プロジェクト4A」を支援するコミュニケーション基盤として、上記8校9拠点とプロジェクトの提携団体「大学コンソーシアムあきた」の拠点であるカレッジプラザに、Vidyo社のビデオ会議システムを導入しました。

導入システムは以下の通りです。

1) Vidyo社システム:

  • VidyoRoom HD-100/カレッジプラザ
  • VidyoPortal/データセンター
  • VidyoRouter/データセンター
  • VidyoDesktop(ソフトウェアクライアント)/
    秋田大学、秋田県立大学2拠点、国際教養大学、ノースアジア大学、秋田公立美術工芸短期大学、日本赤十字秋田短期大学、聖園学園短期大学、秋田工業高等専門学校

2) 回線:

  • インターネット(サイネット、Bフレッツ、CATVなど各機関により帯域環境は様々)

3) その他:

  • 書画カメラ、ビデオデッキなど機器類(プレゼンテーションスイッチャーを介してVidyo社システムへ接続)

 

VidyoRoom HD-100
VidyoPortal
VidyoRouter※
VidyoDesktop
VidyoRoom HD-100
VidyoPortal
VidyoRouter
VidyoDesktop

※今回はVidyoPortal内蔵のVidyoRouterを利用しています。

システム構成図
【システム構成図】

インターネット環境があれば、低帯域でも安定した映像伝送ができる点を評価

「プロジェクト4A」の代表校である秋田大学様は、「地域と共に発展し地域と共に歩む」という基本原則のもと、北東北の教育研究の拠点として、多様で独自性豊かな教育活動を展開しています。今回のVidyo社のビデオ会議システムの導入においても、学習カリキュラムの参画やシステム構築・選定をリードされました。

「プロジェクト4A」における遠隔講義の意義についてお尋ねしたところ、教育推進総合センター 教育開発部門の細川和仁准教授が次のようにお答えくださいました。

「秋田県では、大学・短大などの間で学生が他学の科目を履修し単位認定を受けることができる“単位互換制度”を実施しており、平成19年度からは11の大学などが参加しています。所属している大学などにはない科目を履修することができるため、学生にとって科目選択の幅がぐんと拡がります。しかし、大学・短大間には距離があり、望むように課目を履修することが難しいという問題もありました。物理的な距離を補う遠隔講義システムは、この問題を解決する手法の1つであると判断し、プロジェクトの初期段階から導入を決定しました。
システム構築にあたっては、講師、学生ともに、対面授業と同じ感覚で講義・受講できる環境を一番の条件にあげ、高い臨場感や操作性の良さ、拡張性、信頼性とともに、様々な教材を利用しながらインタラクティブに講義ができるよう、この領域に詳しい玉本教授にご教示いただきました」

今回のシステム選定を担当された工学資源学部 情報工学科の玉本英夫教授は、2003年の「あきたIT基本戦略推進会議専門部門」において、秋田大学と秋田県立大学、秋田経済法科大学(現ノースアジア大学)の3大学間遠隔講義システムの開発・構築も担当なさっています。

「前回の遠隔教育システムでも、プロジェクト4Aと同様に、臨場感と優れた操作性、多様な教材の利用、効率的な運用、拡張性、信頼性をテーマに構築を進めていましたが、ネットワーク帯域によって映像伝送部分が不安定になることが多く、その点が課題であり反省点でした。今回のプロジェクト4Aでは、リアルタイムでの遠隔講義型だけでなく、インターネット経由でのオンデマンド型遠隔教育の実施も想定していましたので、ネットワーク帯域問題の解決が重要でした。

機種の選定を開始した段階で、前回の遠隔教育システムでも協力していただいたフォラックス教育社から、Vidyo社のビデオ会議システムを紹介されました。デモを見たところ、低帯域でも安定した映像伝送ができる点に注目しました。通常のビデオ会議製品と異なり、帯域が一番低い拠点にあわせて全体の音声・映像品質が下がるということがなく、拠点毎のネットワーク品質や能力に応じた対応を行うと説明を受けました。システムを貸出してもらい、耐久テストおよび自宅や外出先からの接続テストなども行いましたが、伝送帯域が変動してもまったく途切れることがなかったのには驚きました。
通常のインターネット回線でシステムを構築できるため、これならばどの教育機関でも比較的容易に導入できます。また、ライセンスを用意すれば8校9拠点以外からでも簡単に追加接続でき、将来におけるプロジェクト4Aの展開には有益だと判断しました。さらに、HD対応のため、講師の表情や黒板の文字や書画カメラの映像でもクリアな映像を表示でき、臨場感や多様な教材の利用といった面からも満足できる結果が出せると思いました」

と、玉本教授にVidyo社製品選定の経緯を説明していただきました。

佐々木教授近影
戦略的大学連携事業
プロジェクト4A担当
特任教授 理学博士
佐々木 厚様
小川教授近影
教育推進総合センター
副センター長
教育推進主管(評議員)
教授 理学博士
小川 信明様
玉本教授近影
工学資源学部
情報工学科
教授 工学博士
玉本 英夫様
細川准教授近影
教育推進総合センター
教育開発部門
准教授
細川 和仁様

専任スタッフによる操作などの工夫も重ね、臨場感のある授業を実現

2009年3月に、各教育機関にVidyo社製ビデオ会議システムを導入、設置しました。その後、10月からスタートする授業科目「秋田戦略学」での正式運用に向けてテストを繰り返し行ったそうです。
「秋田戦略学」の遠隔講義は、「秋田という地域の課題を発見し、その解決の方策や展望について一緒に考えていく」ことをテーマに、8つの高等教育機関の教員が共同で授業を担当します。講師はカレッジプラザから、各拠点に対して講義を行います。

「テストの結果、授業を配信するカレッジプラザでは、通常の対面授業に近い雰囲気で授業が進行できるよう、2台のカメラを使用して講師の姿や黒板・スクリーンの撮影、教室全体の撮影、質問者のクローズアップなどを行うことにしました。これに書画カメラやビデオデッキ、PCなどの教材用機器の映像も加え、講師の授業スタイルや進行内容にあわせて1映像を選択して配信したり、2映像を選択して分割またはPIP (大画面に子画面をかぶせるPicture in Picture)で配信したり、大画面と子画面の表示を入れ替えることなども行います。
ビデオ会議システムそのものの操作は簡単なのですが、このような操作をすべてひとりの講師が行うのは難しいと判断し、数名のアシスタントが専任として操作を担当することにしました。結果としてこの判断は正しく、スムーズな授業の進行が実現したと感じています」(細川准教授)

初年度は、「秋田のバリアフリー・環境(秋田戦略学Ⅰ)」と「秋田の地域理解と活性化(秋田戦略学Ⅱ)」の2科目が開講されることになりました。秋田戦略学Iは10月1日から、秋田戦略学IIは11月26日から各々8回に渡って行われます。1回の授業はミニレポートの作成まで含めて約2時間。秋田大学の学生は教養教育科目として、他大学の学生は単位互換授業科目として履修します。さらに、高校生は高大連携授業科目として受講でき(聴講生としての受講も可能)、将来秋田大学に入学した際には既習得単位として認定されます。

教育推進総合センター 副センター長 教育推進主管の小川信明教授が、

「すでに遠隔講義を行った講師の方にお訊ねしたところ、カレッジプラザ内と接続先の両方に学生がいるため、どこに目線をおくべきか悩んだそうです。基本的には同じ室内にいる学生に語りかける形になるため、接続先の学生が疎外感を感じないか気になるとおっしゃっていました。この点は遠隔講義を推進していく上での、今後の課題かもしれません。講師が接続先の学生に対して積極的に質問を投げかけたり、各会場にいるアシスタントがさりげなくサポートするなど、同じ講義をみんなが一緒に受けているという意識をもっと高める工夫が必要かもしれないと考えています。

その反面、よくある、固定したカメラに向かって講師が語りかけるスタイルの遠隔講義と比べて臨場感があると思います。将来のオンデマンド配信のために講義はすべて記録していますが、講義中の学生の反応も含まれているため、あとからオンデマンドで講義を受ける学生もリアリティを感じられるのではないでしょうか」

と、実際の遠隔講義での印象を説明してくださいました。

Vidyoシステムによる遠隔講義風景 遠隔講義の様子を画面分割した状態
取材当日は秋田戦略学Ⅰの最終回にあたり、
高校生受講者には修了証書が手渡された
講師や操作スタッフが接続先の様子を確認できるよう
すべての拠点映像を分割表示している

 

今後10年を見通してプロジェクト活動を展開。
オンデマンド講義や拠点増設など
遠隔講義も充実の方向へ

最後に、戦略的大学連携事業プロジェクト4A担当の佐々木厚教授に、今後の展開についてお訊ねしました。

「遠隔講義は開催されたばかりで、まだ試行錯誤を繰り返している段階です。受講学生を増やしていくためにも、開催時間帯や授業テーマ、成績評価の方法などを常に見直していく必要があると思います。またシステム面でも、スムーズな質疑応答のためにワイヤレスマイクを増やしたり、音質をより鮮明に再生するスピーカーにするなど、改善した方がいいと考えられる細かい点が多々あります。

プロジェクト4Aの事業期間は3年ですが、今後10年を見通して活動を展開しています。来年度にはオンデマンド型講義も始まりますし、さらに、インターネット回線があればどこからでも接続できるVidyo社システムの利点を活かし、県南や県北の大学・短大・高校なども遠隔講義の拠点とするべく準備を進めています。大学・短大間の会議で使用したいという意見も出ています。これはビデオ会議システム本来の用途ですので、すぐにでも活用できると考えています」

「カレッジプラザは県の施設で、ひと部屋をプロジェクト4Aで独占するわけにはいきません。そのため、毎回の授業のたびにシステムの設置を行わなければなりません。接続する周辺機器が多いためやや手間がかかります。各大学も同じ状況で、マニュアルを配布してスムーズかつ確実に準備が整うよう工夫していますが、メーカーサイドにも工夫と改善をお願いしたいと思います。また、マイクの反応がよすぎて、接続先のわずかな物音で画面表示が切り替わってしまいます。現在は質疑応答の時間以外では各拠点のマイクをミュートすることで対応していますが、この点も至急改善していただきたいですね」

と、細川准教授に貴重なご意見をいただきました。

Vidyoシステムによる遠隔講義風景 Vidyoシステムによる遠隔講義風景
講義を配信するカレッジプラザでの操作風景。
各機器の映像選択やPIPの表示切替などはタッチパネル式のPCを操作卓として使用する
Vidyoシステムを使っての遠隔トレーニング風景 Vidyoシステムを使っての遠隔トレーニング風景
Vidyoシステムによる遠隔講義風景 Vidyoシステムによる遠隔講義風景
講義を受信する8校はソフトウェアクライアントのVidyoDesktopを使用。
システムのセットアップがスムーズに行えるよう、マニュアルを配布している

 

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